日本大百科全書(ニッポニカ) 「新聞週間」の意味・わかりやすい解説
新聞週間
しんぶんしゅうかん
社団法人日本新聞協会が1948年(昭和23)から毎年10月、1週間にわたって催す年中行事。初め占領軍の示唆でアメリカの「ニューズペーパー・ウィーク」と呼応して催された。行事の主眼は、読者に新聞の重要性を知らせ、新聞と読者との結び付きを強化すること。同時に、新聞・放送に携わる者が「言論・報道の自由」を守り、いっそうの発展を期する覚悟を新たにすることを目標にしている。週間中、新聞紙面を通じ趣旨の徹底を図るほか、標語募集などを行う。また、新聞協会加盟各社の幹部が集まって全国新聞大会を開き、その年の重要問題について研究討議を行う。58年から「新聞広告の日」、62年から「新聞少年の日」が週間中に設けられている。
[高須正郎]