日本ユニシス(読み)にほんユニシス

百科事典マイペディア 「日本ユニシス」の意味・わかりやすい解説

日本ユニシス[株]【にほんユニシス】

汎用コンピューター輸入販売の大手企業。米ユニシス社と三井物産合弁会社として1958年設立。1961年に東京電力へ日本初の大型汎用コンピューターを納入したのを契機に,基幹産業に相次ぎ大型機を販売して急成長。1988年,中・小型汎用コンピューター輸入業を営むバロースを吸収合併し,現社名に変更。1999年10月にハード保守部門を子会社ユニアデックスに移管。サービス事業へのシフトを進め,金融や電力関係に強み。2006年米ユニシス社が保有する日本ユニシス株を売却,米ユニシス社との資本関係は解消した。本社東京。2011年資本金54億円,2011年3月期売上高2529億円。売上構成(%)は,システムサービス29,サポートサービス21,アウトソーシング11,ソフトウェア11,ハードウェア14,その他14。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日本ユニシス」の意味・わかりやすい解説

日本ユニシス
にほんユニシス

コンピュータの輸入・販売会社。 1958年アメリカのコンピュータメーカー,スペリーランドと三井物産との合弁で日本レミントン・ユニバックとして設立。 68年日本ユニバックに改称,88年ユニシスの日本法人であるバローズを吸収合併し,現社名に変更。大型コンピュータが中心で,金融向けが強い。オフィスコンピュータとパソコンは子会社が販売している。人工知能開発も行う。売上構成比は,コンピュータ販売 27%,システム 23%,ソフト 18%,コンピュータ賃貸 12%,保守サービスなど 20%。年間売上高 3106億 9900万円 (連結) ,資本金 54億 8300万円,従業員数 6528名 (1999) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本の企業がわかる事典2014-2015 「日本ユニシス」の解説

日本ユニシス

正式社名「日本ユニシス株式会社」。英文社名「Nihon Unisys, Ltd.」。情報・通信業。昭和33年(1958)「日本レミントン・ユニバック株式会社」設立。同43年(1968)「日本ユニバック株式会社」に改称。同63年(1988)現在の社名に変更。本社は東京都江東区豊洲。三井物産系。システム開発とハードウェア・ソフトウェアの販売を行う。金融・製造向けシステム開発に実績東京証券取引所第1部上場。証券コード8056。

出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android