日野輝資(読み)ひのてるすけ

改訂新版 世界大百科事典 「日野輝資」の意味・わかりやすい解説

日野輝資 (ひのてるすけ)
生没年:1555-1623(弘治1-元和9)

織豊・江戸初期の公卿。贈内大臣広橋国光の子。初名は兼保。1559年(永禄2)日野家督を相続し輝資と改名。62年元服,叙爵。累進して76年(天正4)蔵人頭,77年参議従三位,87年正二位権大納言となる。1602年(慶長7)出仕を止められ息資勝とともに出奔。03年辞官。07年出家し唯心院と号する。有職故実に詳しく,また和歌・茶湯をよくし,徳川家康知遇を得てしばしば駿河に下り,その諮問にあずかった。日記に《輝資卿記》がある。
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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「日野輝資」の解説

日野輝資 ひの-てるすけ

1555-1623 織豊-江戸時代前期の公卿(くぎょう)。
弘治(こうじ)元年生まれ。広橋国光の子。日野家をついで正二位,権(ごんの)大納言となるが,故あって慶長7年(1602)出仕をとめられる。12年出家。有職(ゆうそく)故実に通じ,また和歌・茶をよくした。のち徳川家康につかえた。元和(げんな)9年閏(うるう)8月2日死去。69歳。初名は兼保。法号は唯心院。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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