早まる(読み)ハヤマル

デジタル大辞泉 「早まる」の意味・読み・例文・類語

はや‐ま・る【早まる/速まる】

[動ラ五(四)]
(早まる)時期時刻が早くなる。「予定が―・る」「出発時間が―・る」
(速まる)速度がはやくなる。「回転が―・る」
(早まる)判断をあやまって、まだその事をする時期でもないのにしてしまう。軽はずみなことをする。「会社をやめるなんて、―・ったことをしてくれた」
[類語]繰り上げる早める

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精選版 日本国語大辞典 「早まる」の意味・読み・例文・類語

はやま・る【早・速】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. (早)度を過ごして早くする。急ぎすぎる。多く、あわてたり、あせったりして、判断を誤り、軽はずみなことをすることにいう。
    1. [初出の実例]「追者、走り早まりて、否止(えとど)まり不敢ずして」(出典今昔物語集(1120頃か)二三)
    2. 「其をば変に思ったのは此方が早計(ハヤマ)ったのである」(出典:多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前七)
  3. 時期が早くなる。速度が速くなる。「予定が二、三日早まる」 〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「アメリカ軍の進攻は速まり」(出典:海の柩(1970)〈吉村昭〉二)

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