明和の大津波(読み)メイワノオオツナミ

デジタル大辞泉 「明和の大津波」の意味・読み・例文・類語

めいわ‐の‐おおつなみ〔‐おほつなみ〕【明和の大津波】

明和8年(1771)4月24日石垣島南南東沖を震源とする八重山地震に伴い発生した大津波。最大波高は30メートル以上で、石垣島では80メートルの高所にまで波が及んだといわれている。→八重山地震

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共同通信ニュース用語解説 「明和の大津波」の解説

明和の大津波

1771年4月24日(明和8年3月10日)、先島諸島に甚大な被害をもたらした巨大津波。先島諸島を構成する八重山列島で特に被害が大きく、八重山地震津波とも言われる。当時、琉球王国が用いていた中国元号では「乾隆けんりゅう36年」に当たるが、現在は日本の「明和」を用いて呼ばれている。大規模な津波が発生した原因は明確ではなく、諸説がある。先島諸島では過去2千年間に、明和と同規模以上の津波が、明和を含めて少なくとも3回発生したと考えられている。

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改訂新版 世界大百科事典 「明和の大津波」の意味・わかりやすい解説

明和の大津波 (めいわのおおつなみ)

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世界大百科事典(旧版)内の明和の大津波の言及

【八重山地震津波】より

…その結果,まもなく未曾有の大津波が八重山・宮古両列島(現,沖縄県)の島々村々を襲った。津波の被害が甚大で,〈明和の大津波〉とも呼ばれる。当時の記録《大波之時各村之形行(なりゆき)書》には,地震直後石垣島の東海に雷鳴のような轟音(ごうおん),そして退潮現象,東北・東南海上に黒雲のように波が翻り立った,という異常現象のあったことを伝えている。…

※「明和の大津波」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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