先島諸島(読み)さきしましょとう

世界大百科事典 第2版の解説

さきしましょとう【先島諸島】

沖縄県の宮古列島八重山列島の総称。先島は沖縄本島より先にある島々の意。宮古島を中心とする宮古列島がほとんど琉球石灰岩で覆われた低平な島々であるのに対し,八重山列島は県内で最も地質の多様な地域の一つで,県下最高峰の於茂登(おもと)山(石垣島。526m)を有し,変化に富んだ地形をなす。かつて先島はマラリアの有病地域で,マラリアは人頭税とともに長く住民を苦しめた。また台風の常襲地域でもあり1966年の第二宮古島台風(コラ台風)では最大風速60.8m/s,最大瞬間風速85.3m/sを記録し,後者は気象庁観測史上最大のものとなっている。

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大辞林 第三版の解説

さきしましょとう【先島諸島】

沖縄県南西部、宮古諸島・八重山諸島の総称。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔沖縄県〕先島諸島(さきしましょとう)


沖縄県の南西部、宮古(みやこ)列島と八重山(やえやま)列島の総称。宮古島・石垣(いしがき)島・西表(いりおもて)島など有人18島と無人19島からなる。沖縄諸島とともに琉球(りゅうきゅう)諸島を構成。先島とも。全域が亜熱帯気候に属し、沿岸には珊瑚礁(さんごしょう)が発達。自然景観に恵まれ、観光地として注目される。台風の常襲地帯。琉球王朝時代、住民は人頭税やマラリアに苦しめられた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

先島諸島
さきしましょとう

沖縄県の宮古(みやこ)、八重山(やえやま)両列島の総称。本土からみて、沖縄本島より先にあるための命名(明治時代)。単に先島とも呼称する。沖縄諸島とともに琉球(りゅうきゅう)諸島(沖縄県すべての島の総称)を構成する。宮古島、石垣島、西表(いりおもて)島を中心に18島の有人島のほか、尖閣(せんかく)諸島などの19島の無人島からなる。琉球王府時代には、人頭税やマラリアなどで苦難した地域として知られ、台風常襲地域でもある。[目崎茂和]

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世界大百科事典内の先島諸島の言及

【沖縄[県]】より


【風土と産業】
 沖縄県の自然は本土と大きく相違し,亜熱帯風土の特色を有している。県域は,九州南端から台湾にいたる海域に飛石のように連なる南西諸島のうち,北部の薩南諸島(大隅諸島,奄美諸島)を除いた琉球諸島,すなわち沖縄諸島先島諸島(八重山列島,宮古列島),尖閣諸島と琉球海溝をへだてて大東諸島などの島々から構成される。琉球弧(琉球諸島)の地体構造は,次のように分けられる(1965,小西健二)。…

※「先島諸島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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