明経博士(読み)ミョウギョウハカセ

大辞林 第三版の解説

みょうぎょうはかせ【明経博士】

明経道の教官の長。本来は博士あるいは大学博士といい、教授陣の長とされたが、四道の成立、ことに紀伝道の興隆後は一道の教官としての面が強まった。

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世界大百科事典内の明経博士の言及

【五経博士】より

…このとき易・暦・医の諸博士や採薬師などの交替も行われているが,これは,いわゆる任那割譲の代償として,日本からの諸博士来朝の要請にこたえて,百済が交替制で五経博士以下を貢上させたもので,日本文化の発展に寄与した点が大きい。なお五経博士の名称は中国漢代の制に由来するが,のち日本ではこの名称は用いられず,五経等に通じた者に対し授けた明経(みようぎよう)博士の官名がほぼこれに当たる。【米田 雄介】。…

【中原氏】より

…代々太政官の大外記,少外記に任ぜられた。またこれとともに,勝良の子良佐が明経道の教官となって以後,代々明経博士に任じられ,このため清原氏とともに明経博士を世襲し,明経道が家学となった。鎌倉初期,広季の子中原親能は御家人(ごけにん)となり,その子能直は豊後に所領を得て大友氏の祖となっている。…

【博士】より

…諸博士の知識,技術はいずれも中国のものであった。その後,博士は文章(もんじよう)博士,紀伝博士(のち停止し,文章博士を加置),明経(みようぎよう)博士に分かれ,さらに律学博士(のち明法(みようぼう)博士)がおかれた。平安中期以降,明経博士は清原,中原家,文章博士は菅原,大江,日野家,明法博士は坂上,中原家,算博士は三善,小槻家が主として任ぜられ,家業となった。…

※「明経博士」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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