20世紀日本人名事典 「星野道夫」の解説
星野 道夫
ホシノ ミチオ
昭和・平成期の写真家
- 生年
- 昭和27(1952)年9月27日
- 没年
- 平成8(1996)年8月9日
- 出生地
- 千葉県市川市
- 学歴〔年〕
- 慶応義塾大学経済学部〔昭和51年〕卒,アラスカ大学野生動物管理学部
- 主な受賞名〔年〕
- アニマ賞(第3回)〔昭和61年〕,木村伊兵衛写真賞(第15回)〔平成2年〕,日本写真協会賞(特別賞 第49回)〔平成11年〕
- 経歴
- 動物と写真に興味を持ち、動物写真家の田中光常の助手を2年間務める。昭和48年に出会ったグリズリー(ハイイログマ)が忘れられず、53年アラスカへ渡る。4年間で野生動物の基礎知識を学び、以後は生息地にテントを張って生活しながら年来のテーマ、グリズリーとカリブー(トナカイ)の写真を撮り続けた。平成4年から年一回日本の子供達をアラスカに迎え入れ、氷河でキャンプをしながらオーロラを見るツアーを開催。8年TBS「どうぶつ奇想天外!」の取材でロシア・カムチャッカのクリル湖畔を訪れた際、テントで就寝中ヒグマに襲われ死亡。9年遺骨がアラスカに埋葬された。著書に「アラスカたんけん記」、写真集に「グリズリー」「アラスカ 光と風」や、「星野道夫の仕事」(朝日新聞社 全4巻)がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報