春近領(読み)はるちかりよう

日本歴史地名大系 「春近領」の解説

春近領
はるちかりよう

吾妻鏡」文治二年(一一八六)六月九日、後白河法皇が源頼朝に年貢進済を命じた条々に、

<資料は省略されています>

とあり、同書同四年六月一四日条によれば、春近領は再び年貢の完済を催促されている。

中世を通じ春近領は春近郷・春近地・春近などと称し、信濃(現長野県)をはじめ近江(現滋賀県)越前(現福井県)美濃(現岐阜県)・上野(現群馬県)等に散在していて、信濃では高井・更級・筑摩伊那等の各郡に春近が散在していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android