日本大百科全書(ニッポニカ) 「昭和記念公園」の意味・わかりやすい解説
昭和記念公園
しょうわきねんこうえん
東京都立川(たちかわ)・昭島(あきしま)両市にまたがる旧アメリカ軍立川基地跡に建設された国営公園。昭和天皇在位50年を記念し、「緑の回復と人間性の向上」をテーマとして、1978年(昭和53)着工、1983年一部開園した(70ヘクタール)。全面積180ヘクタール、平地の公園としては全国一の規模で、噴水と人工水路のあるカナール広場や森、沼が広がり、サイクリングコースなどの施設もつくられた。その後1~2年ごとに新しい施設がオープンし、プール、「うんどう広場」などが加わった。1989年(平成1)には野外炊飯広場、1997年には日本庭園、2005年(平成17)には「みどりの文化ゾーン」の一部、2007年には、武蔵野の昭和初期における農の風景を再現しながら、農業体験もできる「こもれびの里」、2011年4月には「こもれびの丘」も公開された。2013年12月の時点で165.3ヘクタールが開園している。
[沢田 清]