時儀(読み)ジギ

デジタル大辞泉 「時儀」の意味・読み・例文・類語

じ‐ぎ【時儀】

時候のあいさつ。時宜
礼儀
「侍の付き合ひは無礼を戒め―を本とし」〈仮・浮世物語・一〉

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精選版 日本国語大辞典 「時儀」の意味・読み・例文・類語

じ‐ぎ【時儀・時議】

  1. 〘 名詞 〙
  2. じぎ(時宜)
    1. [初出の実例]「時儀よく調て、行幸などる」(出典:神宮文庫本発心集(1216頃か)四)
  3. その時、その場の状況状態条件に対応するその時の判断処理のしかた。
    1. [初出の実例]「今日儀不前例、若従時議歟」(出典:小右記‐寛弘二年(1005)三月二七日)
    2. 「当時、関東の時儀を知らず」(出典:随筆・槐記‐享保一二年(1727)八月晦日)
  4. じぎ(辞宜)
    1. [初出の実例]「おつぎは襷をとって時儀(ジギ)を述べながら」(出典:土(1910)〈長塚節〉一九)

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普及版 字通 「時儀」の読み・字形・画数・意味

【時儀】じぎ

時の挨拶

字通「時」の項目を見る

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