景気付く(読み)ケイキヅク

デジタル大辞泉 「景気付く」の意味・読み・例文・類語

けいき‐づ・く【景気付く】

[動カ五(四)]
経済活動が盛んになる。商売が繁盛しはじめる。「正月を控え市場が―・く」
物事が盛んになる。勢いづく。「酒が入り、一座が―・く」

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精選版 日本国語大辞典 「景気付く」の意味・読み・例文・類語

けいき‐づ・く【景気付】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 カ行五(四) 〙
    1. 景気がよい方に向く。商売などが繁盛しはじめる。
      1. [初出の実例]「叔父は〈略〉唐物店を出して仕合はせに景気(ケイキ)づきますし」(出典:自然と人生(1900)〈徳富蘆花〉写生帖)
    2. 調子がよくなる。勢いづく。
      1. [初出の実例]「朝になると景気附いた夢が醒めて、勘定書(かきつけ)が来ると欝悶(ふさい)で仕舞ひます」(出典:落語・隅田の馴染め(1889)〈三代目三遊亭円遊〉)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙けいきづける(景気付)

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