景気付け(読み)ケイキヅケ

デジタル大辞泉 「景気付け」の意味・読み・例文・類語

けいき‐づけ【景気付け】

勢いや元気をつけること。「景気付け一杯飲もう」
連歌俳諧付合つけあいで、景気5だけで前句へ付けること。
[類語]色めき立つ色めく勢い付く活気付く元気付く

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精選版 日本国語大辞典 「景気付け」の意味・読み・例文・類語

けいき‐づけ【景気付】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 景気をつけること。勢いや元気をつけること。
    1. [初出の実例]「昨年来雨に降られた償ひを今日一日に取りかへさうといふ大景気で、その景気づけに高く吊ってある提灯だと分ると」(出典:熊手と提灯(1899)〈正岡子規〉)
  3. 連歌、俳諧で、句の付け方の一つ。眺望風景などの叙景句を付けるもの。

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世界大百科事典(旧版)内の景気付けの言及

【元禄俳諧】より

…江戸元禄期に行われた俳諧・俳風の総称。“心付(こころづけ)”“景気付”を主体とする優美な俳風が基調をなした。それは,談林風の無心異体がゆきづまったとき,それを克服すべく俳壇全体が試行錯誤を繰り返した結果いたり着いた有心(うしん)の正風体で,その意味では,貞門風→談林風→元禄風は俳諧史のたどる必然的なコースだったといえよう。…

※「景気付け」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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