デジタル大辞泉
「晴れる」の意味・読み・例文・類語
は・れる【晴れる/×霽れる】
[動ラ下一][文]は・る[ラ下二]
1
㋐雲や霧などが消えてなくなる。「青く―・れた秋空」「靄が―・れる」
㋑雨や雪が降りやむ。「午後には雨が―・れる」
2 心のわだかまり・悩みなどがなくなってさっぱりする。「すかっと気分が―・れる」「心が―・れない」
3 罪や疑いなどが消える。「容疑が―・れる」
4 展望が開ける。見晴らしがきく。
「前一町ばかりのほどは明らかに―・れて」〈宇津保・俊蔭〉
[類語]晴れ渡る・晴れ上がる・雲一つ無い
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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は・れる【晴・霽】
- 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙
[ 文語形 ]は・る 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 - ① 雲や霧が消え去ってなくなる。雨・雪などがやむ。天気がよくなる。晴天になる。
- [初出の実例]「雨
(はれ)て清く照りたるこの月夜またさらにして雲な棚引き」(出典:万葉集(8C後)八・一五六九)
- ② 憂いがなくなって、さっぱりとする。心の中のわだかまりや悩みごとが解けさる。心の中がさわやかになる。
- [初出の実例]「秋ぎりのともにたちいでてわかれなばはれぬおもひに恋ひやわたらん〈平元規〉」(出典:古今和歌集(905‐914)離別・三八六)
- ③ 罪や疑いなどが解ける。青天白日の身となる。
- [初出の実例]「錯乱のうたがひは、はれがたきもの也」(出典:名語記(1275)三)
- ④ 展望が開ける。見はらしがきく。広々としている。
- [初出の実例]「前一町ばかりのほどはあきらかにはれて」(出典:宇津保物語(970‐999頃)俊蔭)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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