デジタル大辞泉
「書史」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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しょ‐し【書史】
- 〘 名詞 〙
- ① 書籍。書物。
- [初出の実例]「利宗明(アリストメネス)は其の性活溌にして広く書史に通暁し」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後)
- ② 経書と史籍。
- [初出の実例]「好読二書史一、観二古今成敗一、以自鑒」(出典:日本外史(1827)一)
- [その他の文献]〔江淹‐雑体詩・顔延之〕
- ③ 書物の歴史。
- ④ =しょし(書誌)③
- [初出の実例]「いづれも日本の書史上には名高いものであった」(出典:兵庫の古版本について(1924)〈新村出〉)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の書史の言及
【書記】より
…【室田 宣一】
[中国]
書記の語は古くから書物,文字で記されたものの意味で使われてきたが,それが文書や記録を書くことを任とする官名になるのは3世紀,魏の曹操の時代からである。中国では文字を扱う記録係の名称として史があり,天子の言動を記録する左史・右史や,歴史を書く史官を頂点に,各役所の長官=令に属する令史や書史などに分化していった。これらも広義の書記と関係するが,漢代では秘書官的な書記として記室の名称が一般的で,三公や大将軍の上奏,書記をつかさどる記室令史などの官があった。…
※「書史」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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