月像幢(読み)ガツゾウドウ

デジタル大辞泉 「月像幢」の意味・読み・例文・類語

がつぞう‐どう〔グワツザウ‐〕【月像×幢】

即位などの大儀式場庭上に立てた、唐様からよう威儀の具。九輪をつけた黒塗りの柱の頂辺に、光彩をめぐらした銀地円盤をつけ、中に月桂樹ウサギカエルをかき入れて月を表示したもの。げつぞうどう。⇔日像幢

げつぞう‐どう〔ゲツザウ‐〕【月像×幢】

がつぞうどう

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精選版 日本国語大辞典 「月像幢」の意味・読み・例文・類語

がつぞう‐どう グヮツザウダウ【月像幢】

〘名〙 即位などの大儀の際、庭上の舗設とする唐様(からよう)の威儀の立てもの。上に九輪をつけた黒塗りの柱を立て、頂辺に、光彩をめぐらした銀地の円盤をつけ、中に月桂樹と兎に蛙をかき入れて月像を表示したもの。げつぞうどう。⇔日像幢。〔文安御即位調度図(15C後か)〕

げつぞう‐どう ゲツザウダウ【月像幢】

つきがた‐の‐はた【月像幢】

連語〙 即位などの大儀の時、大極殿の庭に立てた月像を表示した旗。がつぞうどう。

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