月感(読み)げっかん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「月感」の解説

月感 げっかん

1601*-1674 江戸時代前期の僧。
慶長5年12月20日生まれ。浄土真宗肥後(熊本県)本願寺派延寿寺の住職承応(じょうおう)元年西吟(さいぎん)の講義異論をとなえて論争。本願寺と興正寺の対立にまで発展し,幕府裁決によって月感は出雲(いずも)(島根県)に流された。のち大谷派に転じた。延宝2年9月5日死去。75歳。肥後出身。字(あざな)は円海。著作に「安心決定鈔糅記(あんじんけつじょうしょうにゅうき)」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android