朝朝(読み)ちょうちょう

精選版 日本国語大辞典 「朝朝」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐ちょうテウテウ【朝朝】

  1. 〘 名詞 〙 まいあさ。毎朝
    1. [初出の実例]「寄語陽台為雨者、朝々応楚王夢」(出典経国集(827)一四・看宮人翫扇〈錦部彦公〉)
    2. [その他の文献]〔列子‐仲尼〕

あさ‐あさ【朝朝】

  1. 〘 名詞 〙 ( 副詞的にも用いる ) 毎朝。朝ごと。あさなあさな。〔天正本節用集(1590)〕
    1. [初出の実例]「朝々の蚊にさも似たり市の声〈友五〉」(出典:俳諧・俳諧古選(1763)夏)

あさな‐あさな【朝朝】

  1. 〘 副詞 〙 朝ごとに。毎朝。あさなさな。
    1. [初出の実例]「野辺ちかくいへゐしせれば鶯のなくなるこゑはあさなあさなきく〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)春上・一六)

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普及版 字通 「朝朝」の読み・字形・画数・意味

【朝朝】ちようちよう(てうてう)

毎朝。唐・孟浩然王維留別す〕詩 寂寂(せきせき)として、(つひ)に何をか待つ しく自ら歸る

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