デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「朝比奈弥太郎」の解説 朝比奈弥太郎(1) あさひな-やたろう ?-1868 幕末の武士。常陸(ひたち)水戸藩士。文久3年(1863)城代となる。市川三左衛門,佐藤図書(ずしょ)らとともに諸生派をひきい,元治(げんじ)元年天狗(てんぐ)党の排除にあたって執政となる。明治元年新政府軍と各地でたたかい,下総(しもうさ)八日市場(千葉県)で10月6日戦死。名は泰尚。 朝比奈弥太郎(2) あさひな-やたろう 講談の登場人物。いわゆる「寛永御前試合」において,関口弥太郎,または初鹿野(はじかの)伝右衛門らと試合をしたとされる。同時代に実在した常陸(ひたち)水戸藩士朝比奈弥太郎(泰重)にも擬せられるが,試合は史実ではない。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by