朝集帳(読み)チョウシュウチョウ

デジタル大辞泉 「朝集帳」の意味・読み・例文・類語

ちょうしゅう‐ちょう〔テウシフチヤウ〕【朝集帳】

律令制で、四度しど公文くもんの一。国司が毎年1回中央政府に報告するため朝集使に持参させた政務報告の書類

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精選版 日本国語大辞典 「朝集帳」の意味・読み・例文・類語

ちょうしゅう‐ちょうテウシフチャウ【朝集帳】

  1. 〘 名詞 〙 令制で、四度公文一つ国衙から毎年中央政府へ提出された、管内の政務報告の書類。朝集公文。→朝集使
    1. [初出の実例]「自今以後、惣計池堰、載朝集帳、毎年申官」(出典延暦交替式(803)延暦一九年九月一六日)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「朝集帳」の意味・わかりやすい解説

朝集帳
ちょうしゅうちょう

朝集使に付する四度公文 (よどのくもん) の一つ。国司郡司考文 (1年間の施政報告書) のほか,枝文 (えだぶみ) と呼ばれる僧尼死亡帳,兵士歴名簿,国郡器仗帳,防人営種苗子帳,官私船帳,計会帳,馳駅帳などがあった。平安時代以後枝文のほうに重点がおかれた。

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