木下保(読み)キノシタ タモツ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「木下保」の解説

木下 保
キノシタ タモツ


職業
声楽家

専門
テノール

肩書
洗足学園大名誉教授

生年月日
明治36年 10月14日

出身地
兵庫県

学歴
東京音楽学校〔大正15年〕卒

経歴
昭和7〜10年ベルリン音大留学。のちイタリアで学んだ。マルガレーテ・ネトケ・レーベギュンター・ワイセンボルンに師事。東京音楽学校在学中モーツァルトのミサ曲でデビュー。以後ドイツ・リート、日本歌曲などで演奏活動。戦後21年カニオを歌ってオペラ・デビュー。藤原歌劇団でロドルフォ、タンホイザー、ドン・ホセ、ローエングリン、ピンカートン、アルフレード、団伊玖磨夕鶴」の与ひょうなどを歌い、合唱指揮者としても活動。一方武蔵野音大、東京芸大、大阪音大、広大、洗足学園大、武庫川女子大、純心短大などで後進指導。

受賞
紫綬褒章〔昭和46年〕,勲三等瑞宝章〔昭和52年〕

没年月日
昭和57年 11月11日 (1982年)

伝記
オペラ歌手奮闘物語―繰り返せない旅だから〈4(最終巻)〉 畑中 良輔 著(発行元 音楽之友社 ’09発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「木下保」の解説

木下 保
キノシタ タモツ

昭和期の声楽家(テノール) 洗足学園大名誉教授。



生年
明治36(1903)年10月14日

没年
昭和57(1982)年11月11日

出身地
兵庫県

学歴〔年〕
東京音楽学校〔大正15年〕卒

主な受賞名〔年〕
紫綬褒章〔昭和46年〕,勲三等瑞宝章〔昭和52年〕

経歴
昭和7〜10年ベルリン音大留学。のちイタリアで学んだ。マルガレーテ・ネトケ・レーベ、ギュンター・ワイセンボルンに師事。東京音楽学校在学中モーツァルトのミサ曲でデビュー。以後ドイツ・リート、日本歌曲などで演奏活動。戦後21年カニオを歌ってオペラ・デビュー。藤原歌劇団でロドルフォ、タンホイザー、ドン・ホセ、ローエングリン、ピンカートン、アルフレード、團伊玖磨「夕鶴」の与ひょうなどを歌い、合唱指揮者としても活動。一方武蔵野音大、東京芸大、大阪音大、広大、洗足学園大、武庫川女子大、純心短大などで後進指導。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「木下保」の解説

木下保 きのした-たもつ

1903-1982 昭和時代のテノール歌手,音楽教育者。
明治36年10月14日生まれ。昭和7年ドイツにわたりベルリン音大にまなぶ。帰国後母校東京音楽学校(現東京芸大)教授をつとめるかたわらリート歌手として活躍。21年辞職し,藤原歌劇団のオペラに出演した。昭和57年11月11日死去。79歳。兵庫県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「木下保」の解説

木下 保 (きのした たもつ)

生年月日:1903年10月14日
昭和時代の声楽家;音楽教育者。洗足学園大学教授
1982年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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