木城跡(読み)いばらきじようあと

日本歴史地名大系 「木城跡」の解説

木城跡
いばらきじようあと

[現在地名]茨木市片桐町・上泉町など

西国街道の南を三宅みやけ城などと連係して押える北摂の要衝。文明六年(一四七四)三月日付野田泰忠軍忠状(尊経閣古文書纂)応仁二年(一四六八)五月二〇日のこととして「摂州茨木之城陣取之時合戦」とみえるのが早い。遺構は元和の一国一城令によって破却されたためいっさい現存しない。跡地の確定も困難で、明治初年の地籍図に小字名として本丸・城畠・中土井・殿町・城之町・佐介屋敷・北ノ口などが残るにすぎず、これらも近世初頭の片桐且元時代の城郭名残であろうと思われ、中世の茨木城跡は手がかりがない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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