木戸八幡神社(読み)きどはちまんじんじや

日本歴史地名大系 「木戸八幡神社」の解説

木戸八幡神社
きどはちまんじんじや

[現在地名]楢葉町上小塙

宮平みやだいらにあり、祭神は誉田別命。旧村社。文治二年(一一八六)楢葉太郎隆祐が小山こやまに豊前宇佐八幡宮を勧請したと伝え、寛文五年(一六六五)現在地に再建したという。かつては宇佐八幡、または八幡宮と称したが、昭和二〇年(一九四五)現社名に改めた。祭日は九月一五日で、四月の大滝おおたき神社の浜下り神事の仮宮になる。本殿は三間社流造、箱棟には千木・勝男木が組まれ、中央には菊花・縦両引紋がつけられている。境内も広く馬場もあり、昭和二〇年代までは流鏑馬が行われた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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