木村宣明(読み)キムラ ノブアキ

20世紀日本人名事典 「木村宣明」の解説

木村 宣明
キムラ ノブアキ

明治期の陸軍中佐



生年
嘉永5年2月15日(1852年)

没年
大正4(1915)年4月15日

出生地
尾張国西春日井郡法成寺村(愛知県)

旧姓(旧名)
池山

学歴〔年〕
陸士卒

経歴
池山氏に生まれ、幼名重太郎。のち木村氏を名乗り、名を宣明と改めた。明治9年兵学寮を卒業し陸軍少尉試補となる。10年西南戦争従軍し、14年中尉に進んだ。16年清(中国)に派遣され、約4年間揚子江方面の地理研究に従事する。27年日清戦争では大尉となり歩兵第4連隊付として出征、のち少佐となり第2軍兵站司令官を務めた。北清事変には第5師団兵站司令官を務め、36年中佐となる。のち予備役に編入され振武学校教頭を務めた。37年日露開戦に当たり再び出征後、振武学校に復帰し、終生中国留学生の教育に尽力した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「木村宣明」の解説

木村宣明 きむら-のぶあき

1852-1915 明治時代の軍人
嘉永(かえい)5年2月15日生まれ。明治9年陸軍少尉試補。西南戦争,日清(にっしん)戦争,北清(ほくしん)事変に出征し,36年中佐となる。のち振武学校教頭。大正4年4月15日死去。64歳。尾張(おわり)(愛知県)出身。陸軍士官学校卒。本姓は池山。幼名は重太郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android