木村神社(読み)きむらじんじや

日本歴史地名大系 「木村神社」の解説

木村神社
きむらじんじや

[現在地名]下津町大窪 松尾原

大窪(おおくぼ)の村人によって祀られた神社で、祭神として宝暦三年(一七五三)村人の困窮を救った木村八郎太夫の霊が祀られ、木村先生(きむらせんせい)社とも称した。妙見・氏神を相殿とする。「続風土記」によると、大窪村は斗代が高いため潰百姓が多く、慶長検地のとき五六軒あったのに、元和九年(一六二三)には一五軒になってしまった。郡代官木村八郎太夫は村の衰廃を憂い、一五軒の百姓を雇い荒れた田畑を耕してみたが年貢上納にも満たないので、従来の年貢高から一五〇石余を減免した。さらに寛永二年(一六二五)離散した村民を召集め、荒地野山へ竹を植え、農間に蜜柑籠を作り、生産の助けとして年貢を上納させた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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