木村鋭市(読み)キムラ エイイチ

20世紀日本人名事典 「木村鋭市」の解説

木村 鋭市
キムラ エイイチ

明治〜昭和期の外交官 チェコスロバキア公使;南満州鉄道会社理事。



生年
明治12(1879)年5月

没年
昭和22(1947)年7月21日

出生地
島根県神門郡古志村(現・出雲市)

別名
号=圭峯,燕青

学歴〔年〕
東京帝国大学卒

経歴
島根師範学校在学中に寄宿生の同盟休校を指揮したため、放校処分を受けた。上京して第一高等学校・東京帝国大学に学び、卒業ののち住友銀行に勤務するが間もなく退社。のち外交官に転じ、大正8年のパリ講和会議や10年のロンドン海軍軍縮会議で随行員を務めた。駐米大使館一等書記官・外務省参事官・外務省亜細亜局長・チェコスロバキア公使などの要職歴任し、昭和3年に退官。次いで南満州鉄道会社理事に就任したが、敗戦による引き揚げの途中に発病し、故郷の出雲市で死去著書に「世界大戦と外交」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「木村鋭市」の解説

木村鋭市 きむら-えいいち

1879-1947 明治-昭和時代前期の外交官。
明治12年5月生まれ。住友銀行勤務をへて外務省にはいり,大正8年のパリ講和会議,10年のワシントン海軍軍縮会議出席。のち亜細亜(アジア)局長,チェコスロバキア駐在公使などを歴任。昭和5年退官し満鉄理事。昭和22年7月21日死去。69歳。島根県出身。東京帝大卒。号は圭峯,燕青。著作に「世界大戦と外交」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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