木茘枝(読み)もくれいし

精選版 日本国語大辞典 「木茘枝」の意味・読み・例文・類語

もく‐れいし【木茘枝】

〘名〙 ニシキギ科の常緑低木。神奈川県南部・伊豆半島伊豆七島・九州・沖縄・台湾の海岸近くの林に生える。葉は対生し、楕円形で葉一面には光沢があり、長さ五~一〇センチメートル。雌雄異株。春、葉腋に緑白色の小さな五弁花が数個集まって咲く。果実は長さ一・八センチメートル内外の楕円体で、熟すと基部側から裂けて二個の赤い種子を出す。ふくぼく。くろぎ。
洒落本・一騎夜行(1780)二「名を四筋の糸に思ひ出さるる大真美人も木(モクレイシ)を好(このみ)香を留て」

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デジタル大辞泉 「木茘枝」の意味・読み・例文・類語

もく‐れいし【木×茘枝】

ニシキギ科の常緑低木。暖地の海岸近くに生える。葉は対生し、楕円形で厚い。雌雄異株。3月ごろ、緑白色の小花多数つける。実は熟すと果皮が裂けて赤い種子が現れる。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「木茘枝」の解説

木茘枝 (モクレイシ)

学名Microtropis japonica
植物。ニシキギ科の常緑低木,常緑小高木

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