未央宮(読み)びおうきゅう(英語表記)Wèi yāng gōng

精選版 日本国語大辞典 「未央宮」の意味・読み・例文・類語

びおう‐きゅう ビアウ‥【未央宮】

中国、漢の長安城内にあった宮殿の名。高祖七年に、丞相蕭何(しょうか)が造営したもの。

みおう‐きゅう ミアウ‥【未央宮】

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デジタル大辞泉 「未央宮」の意味・読み・例文・類語

びおう‐きゅう〔ビアウ‐〕【未央宮】

中国、代に造られた宮殿。高祖劉邦りゅうほう長安の竜首山上に造営したもの。代には宮廷の内に入った。

みおう‐きゅう〔ミアウ‐〕【未央宮】

びおうきゅう(未央宮)

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改訂新版 世界大百科事典 「未央宮」の意味・わかりやすい解説

未央宮 (びおうきゅう)
Wèi yāng gōng

中国,漢の長安城内南西隅にあった宮城。前漢の高祖7年(前200)より丞相の蕭何(しようか)が中心となって築き,恵帝から平帝までの皇帝が常居とした。東闕北闕,前殿をはじめ宣室殿,温室殿,清涼殿など多数の殿閣,武庫,太倉等があったと伝える。王莽おうもう)のとき廃され,後漢末に修復,前趙,西魏,唐にも修復された。遺跡は陝西省西安市北西郊にあり,宮牆はおよそ東西2300m,南北2000m,前殿基壇は約南北200m,東西100mの規模をもつ。
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