精選版 日本国語大辞典 「本事」の意味・読み・例文・類語 ほん‐じ【本事】 〘 名詞 〙① ( [梵語] itivṛttaka の訳。かくの如き出来事の意 ) 仏語。(イ) 十二分経の一つ。諸経典の中で菩薩などが過去の修行時代に行なった事がらについて説いたもの。〔正法眼蔵(1231‐53)〕(ロ) 前世の由来。〔法華義疏(7C前)〕② ( 中国の近世語から ) 本来の価値。また、本来持っている能力。また、身につけた伎倆や日ごろの心がけ。[初出の実例]「交番競ひ戦て、然して粉頭本事を逞ふす」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)五) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「本事」の読み・字形・画数・意味 【本事】ほんじ 事実。〔漢書、芸文志〕(左)丘、弟子各其のに安んじ、以て其の眞を失はんことをる。故に本事を論じて傳を作る。字通「本」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報