本山遺跡(読み)もとやまいせき

日本歴史地名大系 「本山遺跡」の解説

本山遺跡
もとやまいせき

[現在地名]灘区本山北町三丁目・本山中町四丁目・本山南町七―九丁目・田中町一丁目

六甲ろつこう山塊の南にあって、狭い海岸沿いの平野部に位置し、住吉すみよし川と芦屋川によって形成された複合扇状地に立地する。国道二号を境として北は更新世以前になる堅い基盤層が存在する。南はこの基盤層が海食によって崖となった後、洪水などによる砂礫堆積によってこの崖の南が陸地化したものである。現在の状態になるのは縄文時代晩期以降と推定されている。周辺遺跡の特徴として弥生時代中期から後期にかけて高地性集落が密接して営まれ、銅鐸一四個が一括出土した灘区のさくらおか遺跡をはじめ弥生時代の青銅器の密集地域でもある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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