精選版 日本国語大辞典 「本紙」の意味・読み・例文・類語 ほん‐し【本紙】 〘 名詞 〙① 本体となる紙。特に書状で文言を書いた紙のことを、礼紙(らいし)に対していう。[初出の実例]「糊をもつけず、上紙をもむすばず、かきたる文の本紙(ホンシ)を其まま隅より折て」(出典:評判記・色道大鏡(1678)九)② 巻物、掛物などで、本来、画や書がかかれていた紙、または絹。③ 付録などに対して、新聞などの本体となる紙面。[初出の実例]「読売新聞の本紙と日曜附録」(出典:春潮(1903)〈田山花袋〉六)④ 新聞記事などで、その新聞をさしていう。この新聞。[初出の実例]「我社が〈略〉無料に配布せるは本紙拡張の為にして」(出典:東京日日新聞‐明治二五年(1892)一月二一日) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例