本郷亘(読み)ほんごう わたる

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「本郷亘」の解説

本郷亘 ほんごう-わたる

1645-1725 江戸時代前期-中期発明家。
正保(しょうほ)2年生まれ。因幡(いなば)鳥取藩士。藩主の乗り物を考案したほか,地雷火や水雷などをつくる。また灌漑(かんがい)用の水樋(みずとい)の改良などもおこなった。享保(きょうほう)10年10月死去。81歳。播磨(はりま)(兵庫県)出身。通称は又八郎,伊勢右衛門,のち和多利。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「本郷亘」の解説

本郷亘

没年:享保10(1725)
生年:正保2(1645)
江戸前半期の発明家。播磨(兵庫県)の出身。鳥取藩に仕え,生活用具や武器などに,種々の工夫と発明を行って名を上げたが,水路,かけい,井戸からの導水など,土木工事的な分野でも才能を発揮した。のち江戸詰めになった際に,竜吐水という,手押しポンプ発明以前の消火器の改良に功績があった。

(村上陽一郎)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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