本門仏立講(読み)ほんもんぶつりゅうこう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「本門仏立講」の意味・わかりやすい解説

本門仏立講
ほんもんぶつりゅうこう

本門法華宗一派安政4 (1857) 年日扇が本門法華宗の日隆に共鳴して京都に開講。日隆の「されば末法愚世には,宗論問答何の詮かあらん,現証利益こそ御弘通の道也」に基づき,現世利益的姿勢による信仰運動を展開。経典類の解釈よりも,題目を唱えることに重きをおき多くの信徒を得たが,しばしば弾圧も受けた。近代日蓮主義在家仏教運動の先駆で,現在,仏立宗とし京都・宥清寺大本山とする。

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世界大百科事典(旧版)内の本門仏立講の言及

【本門仏立宗】より

…日蓮系在家仏教教団。1857年(安政4)長松日扇(1817‐90)が創始した本門仏立講に始まる。1947年本門仏立宗となった。…

※「本門仏立講」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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