日本歴史地名大系 「本魚町」の解説 本魚町もとうおちよう 静岡県:清水市旧有渡郡地区清水町本魚町[現在地名]清水市本町(ほんまち)・清水町など清水町八ヵ町の一つで、本町の南に続く。東は巴(ともえ)川河岸の袋(ふくろ)町・新魚(しんうお)町。元魚町とも記す。当町および袋町・新魚町の三町は魚仲買・漁師が多く住したことから魚座三町とよばれ、史料には「三町之儀者古来より魚仲買渡世仕来」とか「魚商売而已渡世仕来」「古来より魚座与唱、豆州其外浦々より渡来之魚等不残売買」などとみえる(清水市文書・旧八木家文書・石野家文書)。 本魚町もとうおまち 静岡県:浜松市浜松城下本魚町[現在地名]浜松市元魚町(もとうおちよう)・栄町(さかえまち)・大工町(だいくまち)大工町の南に位置する脇町。南北に延び、南は成子坂(なるこざか)町に続く(井上氏時代城下絵図)。「ほうろく町」とも称したという(「浜松宿古来書留」岡部家文書)。肴町由緒覚(旅籠町平右衛門記録)によると、魚商人は天正年中(一五七三―九二)には浜松城の榎(えのき)御門近辺に居住していたが、同一八年堀尾吉晴が入城すると家中屋敷となったため当地に移され、慶長五年(一六〇〇)さらに肴(さかな)町の地に移ったという。延宝五年(一六七七)の浜松町村家数高間尺帳によれば町の長さ二町三五間、家数二七。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by