杉村 勇造(読み)スギムラ ユウゾウ

20世紀日本人名事典「杉村 勇造」の解説

杉村 勇造
スギムラ ユウゾウ

大正・昭和期の中国美術学者 大東文化大学名誉教授。



生年
明治33(1900)年11月1日

没年
昭和53(1978)年9月29日

出生地
東京市深川区亀住町

経歴
大正8年無窮会漢学研究生となり、13年北京に留学、金石学、書誌学を学ぶ。昭和2年北京東方文化事業総委員会の図書籌備員となり、人文科学研究所図書館の設立に従事。7年満州国立図書館、国立奉天博物館開設に携わる。8年満日文化協会常務主事、16年同協会常務理事となる。この間、熱河に赴き「満州文大蔵経」などの稀覯書を発見、また輯安の高句麗墓陵、丸都城址、興安嶺代帝王陵、遼陽の漢墓などの調査に参加し、建国大学講師も務めた。19年満州芸文協会理事となり、21年東京に引揚げた。22年国立博物館嘱託、24年文部技官となり、26年考古課土俗室長、33年資料課図書室長を歴任し、37年国立博物館を定年退官。41年出光美術館顧問、43年大東文化大学教授に就任、47年同大図書館長、同年出光美術館理事、のち常務理事となり、50年大東文化大学名誉教授。この間、東京大学、熊本大学、日中学院各講師も務めた。中国在住は22年にわたり、日中の文化交流と友好に生涯尽力した。主な著書に「乾隆皇帝」「古代中国の美」「遼の陶磁」「八十路―杉村勇造遺稿集」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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