コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

村内婚 そんないこん

2件 の用語解説(村内婚の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

村内婚
そんないこん

婚姻規制の一つで,配偶者選択が同じ村落内部で優先して行われる婚姻。これに対して村落外部から優先して配偶者を選択する方法を村外婚という。村内婚は家々の経済的社会的格差が少い村落や,孤立した村落に多くみられた。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

村内婚
そんないこん

同一村落内で行われる婚姻をいい、村外婚と相対する。かつての村(むら)は独立性、封鎖性が強く、それが婚姻にも反映して村内婚が多かった。村の男女は少年期から青年期にかけてツレ、ドシ、朋輩(ほうばい)などとよばれる同輩集団を組み、集団同士の交際を展開した。土地によっては民家の一室を借りて寝宿、娘宿とし、そこを根拠に交流するものもあった。こうした交際から恋愛が生まれ、結婚へと進むのが古習であった。「よばい」も元来はこのような環境における求婚手段であった。ただ他村の若者が村の娘に近づくことは激しく拒んだ。したがって古風な村内婚では大人たちの介入が認められず、婚約・結納(ゆいのう)・祝言(しゅうげん)なども簡単に済ましたり省略したりした。婿入り婚(妻所(さいしょ)婚)も村内婚でなければ行いえなかった。また結婚が当人同士の意思によったので離婚も自由で、例も少なくなかった。ただし郷士(ごうし)や豪農の子女は例外で若者の仲間に加わらず、同程度の家格を求めて村外婚をする風であった。[竹田 旦]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

村内婚の関連キーワード逆縁婚族外婚族内婚複婚配偶者間人工授精配偶者控除配偶者配偶者特別控除配偶者同行制度日本人配偶者

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone