内婚制(読み)ないこんせい(英語表記)endogamy

翻訳|endogamy

世界大百科事典 第2版の解説

ないこんせい【内婚制 endogamy】

婚姻の相手を一定の集団内に求め,成員外の者との婚姻を禁ずる制度。この集団としては,カースト,親族,部族,地域集団,階級,教派,職業集団,人種集団などがある。厳密には,単にその集団内での婚姻が多く行われているというだけでなく,その内部での婚姻を義務づけるような規範が存在しているものに限定すべきであろう。この制度はよそものとの婚姻を避けるという点で排他性をもち,集団の境界を明確に意識させ団結を強める機能をもっている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内の内婚制の言及

【カースト】より

…かつてインド社会で広く行われていた幼児婚の風習の主たる原因はここにある。内婚制はカースト制度のなかでも最も強固な部分である。今日,都市においてこの壁が崩れる傾向が見えはじめているものの,社会的ランクの隔たったカーストの間の婚姻が成立することは,なお非常に少ない。…

※「内婚制」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

夏至

二十四節気の一つであるが,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) の四季の中央におかれた中気。夏至は太陰太陽暦の5月中 (5月の後半) のことで,太陽の黄経が 90°に達した日 (太陽暦の6月 ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android