普及版 字通 「杞」の読み・字形・画数・意味
杞
7画
[字訓] くこ
[説文解字]
[甲骨文]
[金文]
[字形] 形声
声符は己(き)。〔説文〕六上に「枸杞なり」とあり、くこをいう。その実は薬用として強精剤に、また枸杞油として用いられる。また杞柳をいう。
[訓義]
1. くこ。
2. 柳の一種、かわやなぎ、こぶやなぎ。
3. 古代の国名。禹の後と伝える。春秋期に杞伯の青銅器が多い。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕杞 比乃木(ひのき)、、一比乃木(いちひのき) 〔名義抄〕枸杞 ヌミグスリ・クコ 〔立〕杞 ヒノキ・イチヒノキ
[熟語]
杞菊▶・杞梓▶・杞笋▶・杞婦▶・杞憂▶・杞柳▶・杞慮▶
[下接語]
苦杞・枸杞・杞・采杞・梓杞・樹杞・秋杞・杞・柳杞・緑杞
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報