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杞憂 キユウ

デジタル大辞泉の解説

き‐ゆう〔‐イウ〕【×杞憂】

《中国古代の杞の人が天が崩れ落ちてきはしないかと心配したという、「列子」天瑞の故事から》心配する必要のないことをあれこれ心配すること。取り越し苦労。杞人の憂え。「杞憂に終わる」

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大辞林 第三版の解説

きゆう【杞憂】

( 名 ) スル
〔周代、杞の国の人が、天が落ちて来はしまいかと心配したという「列子天瑞」の故事による〕
あれこれと無用な心配をすること。取り越し苦労。杞人のうれい。 「 -にすぎない」 「深く政府の為に-する処なり/新聞雑誌 54

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

杞憂
きゆう

無用の心配、取り越し苦労をいう。中国、周の時代の杞の国(現河南(かなん/ホーナン)省開封(かいほう/カイフォン)のあたり)に、いまにも天が崩れ落ちて、身の置きどころがなくなると心配し、寝食を忘れて憂えた人があり、この人を心配して、天が落ちてくることなどはないと、いろいろ説明して、ようやく納得させた人がいた、と伝える『列子』「天瑞篇(てんずいへん)」の故事による。「杞人の憂」ともいう。[田所義行]

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