杯盤(読み)ハイバン

デジタル大辞泉 「杯盤」の意味・読み・例文・類語

はい‐ばん【杯盤/×盃盤】

杯と皿鉢酒席道具
「勝手からかねて用意してあった―を」〈鴎外阿部一族

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精選版 日本国語大辞典 「杯盤」の意味・読み・例文・類語

はい‐ばん【杯盤・盃盤】

  1. 〘 名詞 〙 ( 古くは「はいはん」とも ) 杯と皿鉢。また、酒席の道具・飲食物類をいう。
    1. [初出の実例]「絲管景闌長鶴望、杯盤坐冷悩龍蹲」(出典田氏家集(892頃)中・敬和史部菅侍郎澆章宴後書懐見寄詩)
    2. 「酒食盃盤(ハイバン)に至るまで悉く美を竭(つく)し」(出典:読本椿説弓張月(1807‐11)前)
    3. [その他の文献]〔白居易‐新楽府・黒潭龍〕

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普及版 字通 「杯盤」の読み・字形・画数・意味

【杯盤】はいばん

盃や皿。宋・軾〔赤壁の賦〕肴(かうかく)に盡きて、杯盤狼(らうぜき)たり。相ひ與(とも)に舟中に枕(ちんしや)して、東方に白むを知らず。

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