東亞合成(読み)とうあごうせい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「東亞合成」の意味・わかりやすい解説

東亞合成
とうあごうせい

化学会社。三井系。 1933年に矢作水力を経営する福沢桃介らにより (旧) 矢作工業が創設され,硫・硝酸製造したのが起源。 39年東洋レーヨンにナイロン原料を供給開始,40年硬質塩化ビニルパイプを販売。同年矢作水力に合併して同社工業部となったが,42年矢作水力の解散に伴い,矢作工業として新発足。 44年昭和曹達,北海曹達,レーヨン曹達の3社を吸収合併し,東亞合成化学工業となる。 94年7月現社名に変更。ソーダ・塩素系製品中心から,アクリル樹脂有機化学ファイン・ケミカルズに力を入れている。売上構成比は,塩素系・アクリル系など有機化学品 64%,ソーダ・塩化物など無機化学品 36%。年間売上高 1458億 9600万円 (連結。うち輸出9%) ,資本金 208億 8600万円 (1998) ,従業員数 1559名 (1999) 。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「東亞合成」の解説

東亞合成

正式社名「東亞合成株式会社」。英文社名「TOAGOSEI CO., LTD.」。化学工業。昭和17年(1942)「矢作工業株式会社」設立。同19年(1944)「東亞合成化学工業株式会社」に改称。平成6年(1994)現在の社名に変更。本社は東京都港区西新橋。アクリル製品・苛性ソーダ・樹脂加工製品などを製造。瞬間接着剤「アロンアルファ」の製造元。東京証券取引所第1部上場。証券コード4045。

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