東京海上ホールディングス(読み)とうきょうかいじょうほーるでぃんぐす

共同通信ニュース用語解説 の解説

東京海上ホールディングス

損害保険の国内最大手である東京海上日動火災保険グループ中核とする持ち株会社。東京海上日動あんしん生命保険も傘下に置く。海外企業の合併買収(M&A)を競合他社に先駆けて展開し、連結純利益の半分程度を海外で稼ぐ。2019年3月期連結決算は、売上高に当たる正味収入保険料は前期比0・6%増の3兆5874億円、純利益は3・4%減の2745億円だった。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

東京海上ホールディングス(株)
とうきょうかいじょうほーるでぃんぐす

東京海上火災保険、日動火災海上保険、日新火災海上保険の3社が経営統合して設立した持株会社。東京海上火災保険と日動火災海上保険が2002年(平成14)に共同持株会社ミレアホールディングスを設立し、2006年に日新(にっしん)火災海上保険が加わって、2008年に現社名となった。MS & ADホールディングス、SOMPOホールディングスと並ぶ、日本の大手3メガ損保の一つである。おもな子会社は東京海上日動火災保険、日新火災海上保険、東京海上日動あんしん生命保険など。2008年、アメリカの保険グループ、フィラデルフィア・コンソリデイティッドを買収したのをはじめ、イギリス、中国、インドサウジアラビアブラジルなどの海外保険会社に出資している。資本金1500億円(2016)。総資産約21兆8553億円、経常収益約4兆5790億円(2016。連結ベース)。

[矢野 武 2017年7月19日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

日本の企業がわかる事典2014-2015 の解説

東京海上ホールディングス

正式社名「東京海上ホールディングス株式会社」。英文社名「Tokio Marine Holdings, Inc.」。保険業。平成14年(2002)「東京海上火災保険株式会社」と「日動火災海上保険株式会社」が経営統合し「株式会社ミレアホールディングス」設立。同20年(2008)現在の社名に変更。本社は東京都千代田区丸の内。保険持株会社。子会社の中核は損保最大手の東京海上日動火災保険。ほかに生命保険会社など。東京証券取引所第1部上場。証券コード8766。

出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android