東山文庫(読み)ひがしやまぶんこ

百科事典マイペディア 「東山文庫」の意味・わかりやすい解説

東山文庫【ひがしやまぶんこ】

京都御所内の北東部に位置する皇室文庫。江戸時代前期の良質の写本を中心とする。その伝統は遠く室町期以前からとされているが,たびたびの火災焼失,現在のものは後西(ごさい)天皇(在位1654年―1663年)以後のもの。宮内庁書陵部撮影のマイクロフィルムや東大史料編纂所書写の目録などにより,一部閲覧可能。

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「東山文庫」の解説

東山文庫
ひがしやまぶんこ

東山御文庫とも。後西(ごさい)天皇以来江戸時代に確立し,1881年(明治14)に現在地の京都御所内に移築された朝廷の文庫。現在は宮内庁侍従職の所管勅封である。内容は歴代天皇の宸翰をはじめ,国史・国文学関係の写本・古文書など約6万点。蔵書の一部は明治期以降東京に移された。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

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