東錦絵(読み)アズマニシキエ

精選版 日本国語大辞典 「東錦絵」の意味・読み・例文・類語

あずま‐にしきえあづまにしきヱ【東錦絵・吾妻錦絵】

  1. 〘 名詞 〙 浮世絵の一種江戸時代、明和年間(一七六四‐七二)、鈴木春信の創始したもの。多色、木版刷り。江戸で刊行された錦絵なのでいう。東絵。江戸絵。
    1. [初出の実例]「雲中(うんちう)にあらわれ出たるそのすがた、鼻たかくして羽生じ、その外のありさまは、あづまにしきゑのごとし」(出典黄表紙・高漫斉行脚日記(1776)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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