松平乗承(読み)マツダイラ ノリツグ

20世紀日本人名事典 「松平乗承」の解説

松平 乗承
マツダイラ ノリツグ

明治〜昭和期の子爵 貴院議員;日本赤十字社副社長



生年
嘉永4年12月8日(1851年)

没年
昭和4(1929)年7月13日

出身地
三河国(愛知県)

経歴
三河西尾藩主・松平乗全の子として生まれる。兄の養子となり、明治6年家督を継ぐ。10年西南戦争に際して佐野常民らと博愛社(現・日本赤十字社)創設尽力し、幹事理事、副社長を歴任。また宮内省御用掛太政官御用掛、宗秩寮審議官などを務めた。23年貴院議員。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「松平乗承」の解説

松平 乗承
マツダイラ ノリツグ


肩書
貴院議員,日本赤十字社副社長

生年月日
嘉永4年12月8日(1851年)

経歴
明治10年、佐野常民らと日本赤十字社の前身である博愛社を設立。宮内省、太政官の御用掛、貴族院議員、日本赤十字社副社長などを歴任。

没年月日
昭和4年7月13日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松平乗承」の解説

松平乗承 まつだいら-のりつぐ

1851-1929 明治-昭和時代前期の華族
嘉永(かえい)4年12月8日生まれ。三河(愛知県)西尾藩主松平乗全(のりやす)の5男。兄乗秩(のりつね)の養子となり,明治6年家督をつぐ。10年西南戦争に際し,佐野常民らとともに博愛社(日本赤十字社の前身)の設立に尽力。宮内省,太政官の御用掛を歴任。子爵,貴族院議員。日本赤十字社副社長。昭和4年7月13日死去。79歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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