松房(読み)マツブサ

デジタル大辞泉 「松房」の意味・読み・例文・類語

まつ‐ぶさ【松房】

マツブサ科の落葉性のつる植物。葉は広楕円形。ふつう雌雄異株。6月ごろ、淡黄色小花が下向きに咲き、藍黒色の丸い実が房状にできる。つるを傷つけると松の匂いがする。

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精選版 日本国語大辞典 「松房」の意味・読み・例文・類語

まつ‐ぶさ【松房】

  1. 〘 名詞 〙 モクレン科のつる性落葉木本。各地山地に生える。葉は楕円形、長さ約五センチメートルで、三~五センチメートルの長柄をもつ。裏面は白く縁に浅い鋸歯(きょし)がある。雌雄異株。五、六月、梢上の葉腋から淡黄色の小さな花をたれる。果実ブドウに似て藍黒色に熟し食べられる。つるを乾したものは松藤といい特有の香りがあるので浴用に用いる。うしぶどう。〔大和本草(1709)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「松房」の解説

松房 (マツブサ)

学名Schisandra nigra
植物。マツブサ科の落葉つる性植物,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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