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松木新左衛門(5代) まつき しんざえもん

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

松木新左衛門(5代) まつき-しんざえもん

1656-1715 江戸時代前期-中期の商人。
明暦2年生まれ。戦国時代からつづく駿府(すんぷ)(静岡市)の豪商。初代は甲斐(かい)(山梨県)出身。5代のときが最盛期で,町年寄と長崎仲間をかねた。元禄(げんろく)11年江戸上野寛永寺根本中堂建立の際,用材請負で紀伊国屋文左衛門とともに10万両の巨利をえたという。正徳(しょうとく)5年7月23日死去。60歳。名は宗周(むねちか)。

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朝日日本歴史人物事典の解説

松木新左衛門(5代)

没年:正徳5.7.23(1715.8.21)
生年:明暦2(1656)
江戸中期の駿府(静岡市)の豪商。町年寄。名は宗周。父は松木新左衛門宗今(新斎)。松木家は甲斐国(山梨県)の出身で永禄のころ(1558~70)駿府に移り,今川氏真から優遇された豪家。駿府では友野,大黒屋と並び町方の頭人で,のち町年寄筋目11軒中の1家。大御所として徳川家康が駿府に在城のころ,駿府の町方を代表して信頼を得,家康より長崎貿易による生糸の特権的配分を受ける。代々新左衛門を称したが,5代目宗周の時代が最盛期に当たり,町年寄として長崎の貨物市法の利益銀の駿府配分の特権を,町方助成として特許された。この新左衛門で特筆すべきことは,元禄11(1698)年紀伊国屋文左衛門と協力し,上野寛永寺根本中堂建立に際し,用材を請け負い,やや誇張はあろうが約10万両の巨利を得たといわれる。松木家は享保期以降衰退していく。<参考文献>『松木新左衛門始末聞書』(『静岡市史』近世史料3),『静岡市史』近世,中田易直『近世対外関係史の研究』

(中田易直)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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