松永延造(読み)マツナガ エンゾウ

20世紀日本人名事典 「松永延造」の解説

松永 延造
マツナガ エンゾウ

昭和期の小説家,詩人



生年
明治28(1895)年4月26日

没年
昭和13(1938)年11月20日

出生地
神奈川県横浜市

学歴〔年〕
横浜商業専科卒

経歴
小学2年の時脊椎カリエスに罹り、以後44歳で死去するまで闘病生活を続ける。「白樺」を通じてトルストイ思想に感銘し、またドストエフスキー作品に影響を受ける。「心理研究」「トルストイ研究」などに投稿し、大正11年「職工微笑」、14年「出獄者品座龍彦の告白」、他に戯曲横笛と時頼」などを刊行。その他の著書に「夢を喰ふ人」などがあり、また詩も発表した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松永延造」の解説

松永延造 まつなが-えんぞう

1895-1938 大正-昭和時代前期の小説家,詩人。
明治28年4月26日生まれ。小学2年生のとき脊椎(せきつい)カリエスにかかり,終生闘病生活をつづけた。昭和11年「歴程」の同人となる。昭和13年11月20日死去。44歳。神奈川県出身。横浜商業卒。作品に小説「夢を喰(く)ふ人」「職工と微笑」,詩「花の詩」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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