20世紀日本人名事典 「松浦竹夫」の解説
松浦 竹夫
マツウラ タケオ
- 生年
- 大正15(1926)年4月14日
- 没年
- 平成10(1998)年11月22日
- 出生地
- 静岡県小笠郡菊川町
- 学歴〔年〕
- 慶応義塾大学法学部卒,文学座附属演劇研究所〔昭和26年〕修了
- 主な受賞名〔年〕
- 岸田國士賞〔昭和33年〕「薔薇と海賊」,名古屋演劇ペンクラブ年間賞〔昭和33年〕「二号」
- 経歴
- 昭和25年文学座附属演劇研究所に入所。27年アヌイ作「ロメオとジャネット」のアトリエ公演で演出デビュー。以後「鹿鳴館」(31年)「十日の菊」(36年)など三島戯曲の演出を手がけた。38年三島作「喜びの琴」上演中止をきっかけに文学座を退団し、39年三島との劇団NLTを経て、43年浪曼劇場を結成。三島自決後の47年同劇団を解散、50年テアトロ海を結成、主宰。商業演劇などの演出も多く手がけた。他の主な演出作品に「薔薇と海賊」「熱帯樹」「サド侯爵夫人」「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない」「朱雀家の滅亡」「わが友ヒットラー」。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報