事典 日本の地域ブランド・名産品 「松笠風鈴」の解説
松笠風鈴[金工]
まつかさふうりん
登米市で製作されている。江戸時代の天明年間(1781年〜1789年)の頃に、仙台藩主から音色の良い風鈴を所望され、庄衛門という人物が献上したのが始まりという。鋳物のざらざらした表面に虫が食いつぶしたような無数の穴を模様にするのが特徴。そのかたちが松笠に似ているところから命名された。製法や技法は門外不出の秘伝。手づくりのため、風鈴の音色は一つずつ異なり、心地よい余韻を楽しむことができる。宮城県伝統的工芸品。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報